国民生活センターの調査によれば、0~2歳の子どもの事故では、転落が最も多く、転倒、誤飲が続きます。転落では、0歳児は大人用ベッドに寝かせていて落ちるケースが目立ちます。歩けるようになる1~2歳頃は、階段や椅子からの落下、2歳になるとブランコなど遊具からの転落が増加しています。転倒は生後7ヵ月頃から増え始め、歩行が不安定なため、つまずいて頬などをテーブルにぶつける子が目立ちます。
誤飲では、年齢を問わずボタン電池やたばこ、医薬品が多く見られます。生後4ヵ月ごろは物をなめて遊び、その後次第に物を指でつかめるようになって何でも口に運ぶため、注意が必要です。生後8ヵ月頃になるとハイハイをするようになり、物にぶつかるケースが多くなります。接触事故は、やけどが大半を占めています。
(2016年1月19日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)
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