女性活躍

 森まさ子前少子化相とは、今でもさまざまな講演会や会議でお会いする機会があります。少子化相時代には、少子化の要因に関して、国として始めて結婚・妊娠に携われました。皆様方もよくご存知だと思いますが、結婚・妊娠・出産については個人の判断が最優先されることは言うまでもないことです。しかしながら、わが国の状況は諸外国とまったく異なり、若い男女は結婚しないと子どもをもうけようとはしません。婚外子の割合は2%前後です。少子化の緊急対策として、結婚・妊娠に踏み込んだのは、まさに女性からの視点です。なかなか男性では、少子化対策として取り上げることは出来なかったと思います。今後の超少子・高齢化社会において、女性活躍は必須の条件となります。そのためには、社会。企業、男性の意識改革が必要です。新しい制度はできたとしても、意識が変わらなければ絵に描いた餅です。特に男性の意識の改革が目下噄緊の課題です。

(2015年6月12日 日本経済新聞)
(吉村 やすのり)

 

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